大学編入のリアル体験

 私は2022年4月~2024年3月まで専門学校に所属し、そこで大学編入試験に向けて勉強していました。結果的に2校から合格をいただき、2024年4月から埼玉大学3年生になりました。この記事では、自身が経験した大学編入試験とそれに向けた試験勉強についてお話していきます。よろしくお願いいたします。

目次

1、大学編入とは

2、大学編入したきっかけ

3、勉強法

4、試験当日

1、大学編入とは

 大学編入を目指したきっかけをお話しする前に、大学編入とは何かを簡単に説明します。

 大学編入とはすでに所持している単位を持って、途中から別の大学に入学することを指します。簡単に言えば、転校することと同じです。そのため入学する前にある程度の単位を取得しておく必要があります。これは、専門学校、短期大学、大学の単位を指します。私は2年間専門学校で学んで後に、編入試験を受け、埼玉大学の3年生として大学に入学しました。

 大学編入試験には2つの要素があります。筆記試験と面接試験です。受験する大学によって試験制度はことなりますが、編入試験を実施しているほとんどの学校で筆記試験と面接試験の両方が課されています。また、筆記試験には英語と小論文が課されていることが多いです。勉強法では、英語と小論文の両方の対策について記載しています。同じように、面接試験についてもどのように練習したのか記載しています。

2、大学編入をめざしたきっかけ

 私が大学編入を目指したのは、2度受験に失敗したこと、何がしたいかわからなかったこと、の2つが大きく関係しています。

 私は奈良県の高校に通っていました。高校3年生の受験期にちょうどコロナが広まったこと、センター試験から共通テストに変更されたこと、身内に不幸ごとがあったことなど目まぐるしい受験期1年目でした。正しい勉強法がわからないなりにも、大手塾に通い自習室を利用して真剣に取り組んでいたと思います。結果は国立大学、私立大学両方ともに不合格でした。悔しかったですが、勉強する体力、知識をみにつけた自信から、2年目勉強すれば合格できるという気持ちが強かったです。

 受験期2年目、浪人期には塾に行かず、家庭教師を雇って家で勉強することにしました。ある程度、知識はついたことから実践練習を積めば合格できると考えたからです。結果はまた不合格でした。とても悔しかったし、もう気力も失っていました。周りのみんなは大学生活を謳歌しているなか、一方で自分は足踏みしている状態に耐えられなかったです。自分がどうして大学に行きたいかもわからなくなり、周りが大学に行っているから行きたいだけかもしれないと感じるようになりました。

 何もしたくなく自暴自棄になって、親とも何度も衝突したなかで一つの専門学校を見つけました。そこには、「やりたいことを見つけて大学編入」という文字が書かれていました。親からは、「どこか何かのコミュニティに所属してほしい」と言われていたし、4月から新しい生活をはじめるにはこれしかないと思い飛び込みました。それが、大学編入を目指したきっかけです。編入をしたいと思ったのではなく、現状を変えて何かに所属したいと思ったのが大きかったです。

 専門学校に入って変わったのは、メンタルと勉強法です。ここではメンタルについて話します。私が所属した大学編入コースには40人ほどが入学しました。浪人せず現役から入学した子、同じように浪人したのちに入学した子、自分より多く浪人し入学した子などバックグラウンドが異なる生徒が同級生にいました。彼らと一緒に学校に通いながら勉強することで勉強があまり苦じゃなかったです。それは、みな一度は受験に失敗しているという共通点があり励まし合えたことにあると思います。一人で挑んだ浪人期よりも仲間と机に向か方が勉強に取り組みやすく自然と継続できる環境だったと感じます。

 また、大学に行きたい目的を明確にすることができました。私が所属した専門学校では幅広い教養科目を身に着けることができ、法学・経済学・社会学など文系科目を網羅簡単に網羅することができます。それにより自分の勉学に対する興味関心を突き詰め、何を学びたいか答えを持てるようになりました。私は、国際関係学を学びたいと思い大学編入試験に取り組むようになりました。

3、勉強法

 ここからは編入試験に取り組んだ勉強法について順を追って話していきます。

・英語

 まず初めに取り組んだのは英語の勉強です。編入試験には英語試験が必須なので優先的に勉強しました。特に取り組んだのはTOEICです。TOEICとは、990点満点でリーディングとリスニングの実力を測るテストです。編入試験ではこのTOEICのスコアを参照している大学が多いからです。TOEICの点数で出願することができるなど、高得点を所得しておくことで、試験を有利に進めることができます。

 入学当初4月のTOEICの点数は425点でした。ここからTOEICの対策に加えて純粋な文法、単語の勉強を行うことで1年半後に765点まで上げることができました。この記事では一番効果を感じ継続することのできた方法について話します。それは音読です。

 私が実践した音読はTOEICの例文を音読することです。TOEICの例文は実際にネイティブが使うフレーズが使われているので、いい練習教材になります。最初は発音と単語の意味を確認し、例文でどのような会話が行われているかを把握します。準備はこれだけであとは同じ文章を何度も音読をします。ここでポイントなのが毎日継続できる数を決めておくことです。少ない回数でもいいので毎日触れることを意識して回数を決めます。毎日何度も同じ文章を音読していると、自然とその文章を覚えてしまいます。そうすれば、その文章で使われている単語、発音、意味を理解し本番でも聞き取れるようになります。

これを繰り返すことで、リスニングの点数が上がるだけでなく、リーディングを解くスピードと理解力が大幅に向上します。

・小論文

 次に小論文の対策について話します。私は小論文を学校の先生と取り組んでいました。特に効果があった方法は、同じテーマの題材を何度も書き直すことです。同じテーマを扱うことで、自分の型を身に着けることができます。自分の型があることでどのテーマにもある程度対応することができるようになります。また、何度も反復練習することで思考を整理し、自分の言葉で伝える力が身に着きます。この力を伸ばすことができれば、小論文に費やす時間を短縮できるだけでなく、面接でも有利になります。

・面接

 最後に、面接練習について話します。これも学校の先生や同級生と一緒に対策しました。一番効果があったのは、事前にカンニングシートを作成することです。このカンニングシートには、「志望理由」、「前の学校で学んだこと」、「大学に入ってやりたいこと」など聞かれそうな質問についての回答を記載しておきます。これを用意しておくことで、本番でも詰まらず答えることができます。また、練習で得て追加の質問、答えることのできなかった質問についてはペンで書き足していました。そうすることで自分だけの面接対策シートを作成することができ、面接に自身を持って挑むことができました。

4、試験

 私は宇都宮大学、埼玉大学、の2校を受験しました。この3校を選んだ理由は、どの学校も国際意識が高く、私の学びたい国際関係の学部があったからです。事前に学びたい専攻を決めていたことである程度学校を絞って、志望校を吟味することができました。

 宇都宮大学の試験は、小論文と面接試験でした。小論文のテーマは国際社会について聞かれていました。過去問と似ているテーマだったので普段通り書くことができました。過去問については大学に問い合わせすると入手することができます。面接試験は事前に提出した、志望理由書とTOEICスコアにより審査されます。志望理由書については、大学が提示するフォーマットに従い記入しました。気を付けたポイントは、「大学に入ってからどのように学習したいか」を明確にしておくことです。志望する大学の授業・教授・カリキュラムをリサーチしてビジョンを明確にしておくことで、面接でも自信を持って答えることができます。

 埼玉大学の試験は、筆記試験と面接試験でした。筆記試験には英語試験と小論文がありました。両方とも、過去問で対策をしていました。英語試験については、長文読解が求められていたので、音読を繰り返し行い単語と話の流れをつかむ学習を行いました。小論文については過去問で対策しました。

 試験結果は2校とも合格でした。合格した時は、安堵と喜びが高まりました。両親に電話で合格したことを伝えると泣きながら喜んでくれたことが今でも鮮明に覚えています。これまでの苦労や勉強が報われ、あらたな一歩を踏み出せると感じました。

5、最後に

 私は、この大学編入試験を通して合格以上に得たものがあります。それは、明確な目的を持ち取り組む経験です。目的を持って大学編入に挑んだ経験は、今後何かに挑戦する際にも役立つと思います。

 現在は、海外に挑戦すべくお金をためています。途上国に赴きボランティアをするという目的があるので、資金集めに前向きに取り組むことができています。

inoue.a514@

初めまして、02生まれの男です 私はこれまでに経験してきた苦労と成長について共有します。 大学編入、海外フィールドワークなど人とは異なる経験が多々ありました。 この経験から学んだことを共有し、少しでも挑戦する人が増えれば幸いです。

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